SUZUKIワゴンR他のエアコンリコールの詳細が分かってきた件

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なるほどねぇ〜

どうも整備士です。

 

3月に出ましたスズキのエアコンリコール。当ブログでも記事にしておりました。↓

SUZUKIワゴンR等161万台のリコール〜やっぱりそうなりますわな〜

 

スズキのおかげで来るわ来るわリコール作業の嵐が。
マジ頼むわスズキのじーちゃんよ。

 

ただえさえ仕事進まんくてブラッキー経営者からやーやー言われてるんやから。

 

そんなことはさておきリコール作業をしていて色々分かったので今回まとめを公開したいと思います。

 

 

今回のエアコンリコール作業は何をするのか?おさらい

 

 

まずはいらっしゃいませ現車確認!(あっできればリコールのお手紙は一式持ってきてね♪)
現車のエアコンのコンプレッサーを確認しまーす。

車体番号で該当の車両には2種類のメーカーのエアコンコンプレッサーが実は使われています。
メーカー名は、

  • カルソニック製
  • DENSO製

 

の2メーカー。

ちなみに外れはDENSO製です。

 

ハズレ引いた方残念。

 

現車確認にて、カルソニック製のコンプレッサーでればリコールステッカー等書類作業で終了です。お疲れした!

 

はい。外れを引いたDENSO製の皆様。

作業は以下の3つになります。

 

  1. コンプレッサの状態確認
  2. コンプレッサが焼き付いていない場合は、コンプレッサオイルを追加補充
  3. エンジンコンピューターをリプログラミング

 

で終了です。作業時間はおおよそ30分ほど。

もーし、コンプレッサより異音又は焼きつき判明、そしてエアコンの効きが悪い場合・・・

 

残念ながら当日の修理ができるかはわかりません。

コンプレッサ等の部品が必要になってるので、奇跡的に在庫があれば当日でもできますが、2時間はかかる作業なんで後日調整もあり得ます。
まー文句も言いたくなるかもですが、ディーラーはあくまで車を売る、整備するだけが仕事です。

 

文句があればメーカーに言いましょう!

相手も人ですから、あんまりぎゃーぎゃーいうたら後々の付き合いに影響出ますよ〜。

 

 

そもそもなぜDENSOのコンプレッサーはダメだったのか?

 

 

前回の記事にも書いたように、メインで使われているコンプレッサーはカルソニック製
カルソニックのコンプレッサーが車を製造時足りなくなり、DENSOのコンプエッサーを使ったところこのようなリコールとなってしまったようです。

 

ちなみにDENSOとカルソニックのコンプレッサは何が違うのか?

 

カルソニック製のクーラーコンプレッサーには逆止弁というコンプレッサーオイルがエアコンシステムに循環しないようにするための弁があります。そしてこのDENSO製のコンプレッサーにはこの逆止弁が付いていません。

この逆止弁が付いていないとエアコンシステム内にコンプレッサーオイルが循環し、コンプレッサー内のオイルが不足し最悪コンプレッサーが焼き付くというなんとも悲しいお話。

ちなみに別に逆止弁が付いていなくても不良品ではないんですよ!
ダイハツやその他の自動車メーカーもDENSOのコンプレッサー使ってますし正常に動きますし、別にリコールは出てないし、故障もしていません。

 

このエアコンシステムにDENSOのコンプレッサーが合わなかっただけのようです。

 

決してDENSOが悪いと言い難いリコールかなぁと。

 

 

これだけでは終わらないエアコン不具合

 

 

ただこのリコール・・・一つ大事なことがあるんですわ。

  • リコールをした(オイル補充とリプログラムのみ)にもかかわらずエアコンの効かない!
  • コンプレッサーロックしていたのでコンプレッサーを交換したがエアコンが後日効かなくなった!

 

は注意が必要なんです。
というか注意しておいたほうが間違いなくいいっす。

 

多分スズキはあまり大きくは言ってないのですが、エバポレーターからエアコンガスとコンプレッサーオイルが漏れるという事象があります。
ちなみに下の写真はエバポレーターという部品で、新車登録から9年又は10万キロまで延長保証となっている部品です。

 

エバポレータの新品

 

何が言いたいかと言いますと、このDENSOのコンプレッサーを使っている(又は使っていた)車両は先程言ったようにエアコンシステム内にオイルも循環してると言いましたがこのオイルがエバポエーターの内部回路を詰まらせパンクするというこれまたダブルパンチで悲しいお話

過去記事↓

今日の整備 SUZUKI ワゴンR

 

以前自分が仮説でエバポレーターからのオイル、ガス漏れがコンプレッサーを焼きつかせるとしていたのですが・・・逆だったようですわ。

ただ、DENSOのコンプレッサを使っていて、オイルが循環し、エバポレータを詰まらせて漏れるということは・・・
エバポレータの漏れている部分から完全にコンプレッサーオイルも漏れるので結局コンプレッサーは最悪焼きつくんですがね。

要はどっちが先に逝ってしまうかいうことですわ。

 

 

つまり!リコールの前にそもそもエアコン(クーラー)が効くか確かめなければいけない

 

 

現車でコンプレッサを確認した直後に、エアコンがまず効いているのか、エバポレーターよりオイルが漏れていないかを確認しなければいけません。
もしDENSOで、コンプレッサーが正常に動いていてリコール作業(オイル補充とリプログラム)してもエアコン効かなきゃ意味ないんで。

自分は入庫次第、必ずエバポレーターからのオイルとガス漏れをチェックします。

すでに6、7台はコンプレッサーがDENSO製でエバポよりガス、オイル漏れでメーカークレーム作業・申請をしています。リコール時エアコンが効いていてもその後エバより漏れる可能性は十分にあるので注意が必要です。

 

ちなみにディーラーや整備工場全てがここまでやってくれるとは限りません。
あくまで今回のリコールはエアコンのコンプレッサーのみ。

なので気になる人は対応してくれる整備士さんや営業さんに相談するなり、自分でエアコンがちゃんと効いているのかモニターするのがいいですよ〜!

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回リコール作業、クレーム作業をし、メーカー(というか販社)とも色々お話して色々と見えてきました。
該当者の方はまずはリコール作業をし、エアコンの効き具合が悪い場合はメーカークレームが効く可能性もある(新車登録から9年又は10万キロまでの車両)のでディーラー等へ確認した方がよいと思います。

 

今回かなりの台数なんですぐすぐ作業が・・・と言われてしますかもしれません。

仕方ないですよ。スズキなんで・・・。

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