異常なし!!!
どうも整備士です。
ちょーっと大げさなタイトルですかね〜。
オーバー過ぎるやろう!ってツッコミがどこからかありそうなんですけども、実際自分はそう思ってます。
だって事実やし。
仕事ごときに何もそこまで・・・と思われるかもしれませんが、なぜ自分の身を以て安全を証明するのか?命を懸けるのか?をお話ししようと思います。
整備作業は命懸け!?

まーた大げさなこと言いよるで〜。って思わないでね。
航空機の整備作業には危険が沢山あるんです。
高所での作業、プロペラ周りでの作業、溶剤を使った作業、フライトコントロールの動翼周りでの作業・・・
まだまだあるんですけども主だったところはこんな感じかな。
で何が命懸けなのよ?って。
- 高所作業は落下の危険がある。
- プロペラ周りの作業では作業内容によって不意にエンジンがかかってプロペラが回ったりする。
- 溶剤は身体に影響があるような危険なものがある。
- フライトコントロール周りではしっかりとした意思疎通ができていないと挟まれたりする。
さらっと書きましたが・・・
実はこれらの中で実際に怪我だけでなく死亡事故にってことがあった話なんです。
まさに命懸けなんです。
航空整備士じゃなくても命懸けの仕事はあるよ!

もちろん航空整備士以外でもありますわな。
パイロットや客室乗務員もそうですし、工事現場の作業員、マニアックなとこで行くと高層ビルの窓拭き清掃員。
福島の原発の尻拭いをされている作業者の方達・・・。
世の中の仕事で命に関わる仕事は数えきれないほど沢山あります。
そんな人たちがいるからこそ世の中成り立ってんやなぁ・・・としみじみ思います。
そんな危険なお仕事をされてる方にもありがとうと言いたい。
航空整備士の締めの仕事テストフライトは真の懸け

話がそれてしまいましたが・・・
航空整備士が整備作業を終え、最後の締めの作業テストフライト。
あっ。航空整備士のライセンスでは航空機を操縦(フライト)することはできません。
車の運転免許と車の整備士の免許が違うように、操縦免許と整備士免許は違います。
ちなみに整備士は地上で試運転をすることはできます!
このテストフライト。
パイロットと整備士2人で行います。
実際に機体に異常はないか?無線機は正常なのか?を整備士が確認しなければいけないので。
自分の身(命)をもって航空機が安全であるという証明をする。
これが自分の中ではテストフライトの意味だと。(実際はフライトのデータを取ってくるのがテストフライトなんですけどね)
上空でもし不調を起こしても車のようにその場では止まれません。
そんなことが絶対にないようにするため、日々勉強し、緊張感を持って仕事(作業)にあたっています。
まとめ
カッコつけすぎ?大げさ?かもしれません。
熱いな〜このおっさんは!
って思われちゃうかもしれませんが、
自分は航空整備士とは自分の身をもって航空機の安全を証明する仕事だ!!!と毎日仕事しています。
とーか言いながら自分も人間です。面倒臭がったり、サボりたいなーって思ったり鼻くそほじったりしますよ。
だって人間だものbyみつを
航空整備士ってこんな感じなんやー。そしてこんなアホな奴もおるんやー。って知っていただけたら幸いです。