そんなでもない!
どうも整備士です。
いろいろなところで田舎は物価が安いから・・・
なんてのを目にするんですが、実際田舎に住んでいてこれは半分間違ってて半分はあってるかなぁなんて思ってる整備士です。
実体験を元に田舎の物価についてお話しします!
田舎の物価が安いという幻想
田舎では家賃も安くて物価も安い!と目にすることがありますが、実際のところどうなのか?
まずは家賃

家賃は東京や大阪など都市部に比べると確かに安いです。
これは間違いない!(一部の人気の田舎を除く)
都市部で1Rで安くても6万円なんてのが主流だと思いますが、田舎へ行けば2万円台は当たり前です。
実際自分が今住んでいる1Kロフト付き、駐車場代、家電付きで2万8千円ですわ。(駅からはちと遠い)
ちなみに一軒家なんかもあって安いと4万前後なんかで借りれる物件もあります。
僻地であるとレアケースですが、無料!なんてとこも。
ただ田舎では駅近と言われる物件が若干少なめ。駅近で1Rで4万前後。
まぁそれでも都会よりかははるかに安いと思います。
しかし田舎でのいちばんの問題は公共交通機関。
圧倒的に少ないので車は必須となります。
車の維持を考えると、都市部で車は不要!ってとこよりお金はかかるでしょうな。
インフラ系

電気ガス水道。電気はほぼほぼ都市部と変わりません。
電気は各電力会社からなので一律という考えですわ。
大きく変わってくるのは水道とガス。
特にガス代は田舎の方が高い!!!
都市部では都市ガスが使われていて安いんですけど、田舎はほぼプロパンガス。
このプロパンガスが高いんです。
そして田舎に行けば行くほど競合するような業者も少なく、値段も談合だろ!と思えるくらい地域ごとではそんなに差はない。
冬なんか毎日お風呂ためて、自炊もしてってなると5人家族で約1万5千円近く請求ですよ。もうアホかと思った。
食費

食費関係は逆に都会の方が安いのではないかと個人的には感じます。
特に外食。
田舎の方にもだいぶ安いチェーン店がありますが、やはり都市の方が周りのお店との競争もあり、安いですよ。
要は需要と供給のバランス。
都会では圧倒的に供給過多。もちろん味もですが、最終的には価格競争で勝負しないと人来ませんしね。
一方田舎では需要が多く、供給が間に合ってないので、なかなかの価格でも行かざる得ない。
自炊派の食料品に関しても、田舎では輸送費もかかり、競争が少ない地域であると・・・むしろ都市部より割高です。
都市部の激安スーパーみたいなところも少ない又はなかったりするんで。
ただ地元の食材なんかは、都市部より安いです。そして新鮮なのでオススメ!
例えば〇〇牛などブランド物のお肉が都会の半値近くで購入することもできたりします。
田舎の収入を考えればやはり田舎は割高感が強い

そしていちばん重要な収入。
雇われの身での田舎暮らしは正直きついです。
よっぽどの会社で勤めない限りは年収200万〜300万円台が多かったりします。
300万円台でもぶっちゃけもらってる方じゃない?
その中から家賃や固定費、食費などなど払ってると・・・手元にはあまり残りません。というか残らないです。
収入に対する支出の割合が多いので割高感否めません。
昨今の移住ブームや地方自治体の移住斡旋などが盛んではありますが、例え税金を安くしようが、家を用意しようが、
生活基盤である仕事がなければ何の意味もない。
と。
田舎に移住するには貯金をある程度持ってからがオススメ

移住先、仕事などを決めさぁ移住!
と考えている方におしらせ。
ある程度の貯金(100万〜300万)は持っていた方が良いです。
収入に対して物価が・・・となった時用に貯蓄はあったようが断然いいので。
住んでみないとわからないことってあるんで、住む前に足を運んで何度も調査し、納得いった時点での移住を。
まとめ
いかがだったでしょうか?
田舎では物価が安い!というのはトータル的に見ると誤りではないかと。
まぁ田舎では食費を安くするために地域ネットワークの利用なんて手があるので努力次第では田舎で安く過ごす!ということもできますが・・・人見知りさんには難しいかもです。
地域にもよりますが、まぁ田舎でやって行くって結構難しいもんやなぁと。
かなりネガティブな内容だったかもしれませんが・・・これが現実なんです。
お金のことは置いといて・・・とは言えませんからね。
田舎に憧れる方のご参考になれば幸いです。