さぁタイムチェックやで!
どうも整備士です。
以前のお仕事航空整備士。
家庭の事情により航空業界を離れている自分ですが(時期戻る予定です!)、今回は自分のいた小型機の業界についてお話ししようと思います!
大型機とは違った小さな業界

航空整備士!といえば某大手JALやANAまたは最近流行りのLCCのピーチやジェットスターなどの会社の大型機(ボーイングやエアバスなんて機体)の整備士が頭に浮かぶと思います。
しかし自分のいた業界は小型機業界です。
小型機って何!?とよく聞かれますが・・・
- 4〜6人乗りなどの小さな飛行機(もう少し大きい機体もあります)
- ヘリコプター
などが小型機の部類にはいります。通称ジェネアビという業界です。
あまり目立たない業界です・・・。
ただ小型とはいえ大型機と同様空飛ぶ乗り物。原理も同じ。なので大型機と同じように厳格に整備点検され運用されています。
小型機の整備って何をしてるの?

エンジン交換してる自分
基本は分厚つつつついメンテナンスマニュアルに基づいて点検整備をしています。
- タイムチェック(時間毎の点検、整備)
- 耐空検査(車でいう車検)
- 修理改造
- 新規組み立て
- テストフライト(もちろん操縦はパイロット)
などなど様々な仕事があります。
車のメンテナンスに似てるといえば似てるかな?
先程言ったように空飛ぶ乗り物なので、車のように故障しても途中で止めるわけにはいきません。
なので車よりも全然厳しい基準で整備点検、部品交換がなされます。
整備士とは言っても現場だけではない

整備士!と聞くと現場で整備作業・・・なんて当たり前なんですが、その他に管理業務というセクションがあります。
これは各会社に法で定められている規程(ルール)に則って書類を山のように作成、準備、管理する仕事です。
特に小型機のメンテナンスマニュアルももちろん英語でございますので、これを翻訳し、点検表や手順書という書類を作成せねばなりません。
英語+専門用語のオンパレードなのでかなりのスキルを要します。
そしてもう一つ現場とは違う仕事。それは部品の管理です。
部品の調達、修理の手配、部品の管理が主な仕事です。
一見簡単そうな仕事に見えますが・・・機体のことを熟知していないとちんぷんかんぷんです。
特に現場の整備士にあの機体のあの部品が〜なんて言われて頭に入ってる人はすぐに返答してもらえます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ものすんごく簡単に説明しましたが実際は色々雑用ごとももちろんあります。
かなりマニアックで特殊な世界ではありますが、自分で整備した飛行機が飛んでいくorテストフライトで飛ぶという自分にとってはものすごくやりがいのある大好きな仕事です。
需要があればですが・・・航空機整備シリーズを記事にしていこうと思います!